どのような治療か
「食べる・喋る」機能を司るお口の健康を守ることが、身体の健康や社会性の維持につながることは近年よく知られるようになりました。
当院の行う「歯髄再生治療」は、患者様ご自身の不用歯から歯髄幹細胞を採取・培養し、除菌した歯の根管内へと移植する治療です。
歯髄が再生すれば、その後も歯に栄養を送り届けられるようになり、歯、そしてお口の健康を守ることができます。
なお不用歯には、噛み合わせに関係ない親知らず、矯正治療のために抜く歯、生え変わる前の乳歯などを使用するため、必要である他の歯が犠牲になるということはありません。
歯根が未完成の幼若な永久歯に対しても、歯根を完成させ、根尖部の閉鎖を図ることができます。
歯髄再生治療を行う理由
①歯を守る歯髄の重要な機能の回復
- 痛覚により、う蝕の警告信号を伝えます。
- 免疫調整能・感染防御力により、歯髄の炎症を抑えます。
- 象牙質形成能により、う蝕の進行を抑えます。
- 代謝作用や緩衝作用により、歯の強度を保ちます。
➡う蝕の進行、炎症の拡大および破折を防ぎ、歯を長持ちさせることができます。
②歯髄再生後の被蓋象牙質形成
歯髄が再生されれば、その上に象牙質も大量に再生させる事ができ、残存象牙質との間に隙間ができず、微小漏洩、二次う蝕を防げます。
一般治療との違い・メリット